「気」をあつかうエネルギーワークとヴィパサナー瞑想の相性
いま、もし日本に帰ることがあったら、太極拳ぜひやってみたいと思ったりしてます。(すっかり帰る満々ですね♪)
ゆっくりした動きと型を動作するとき、一緒に手の平のなかで「気」をあつかう、というのを にきて初体験しました。あたりを満ちる気の流れ、フワフワというかジーンというかくるのは、あの心地の良い「アイツ」だ、とまたすぐにわかります。
ところで、レイキとヴィパサナーは相容れないという話があるようです。
それについてなにか公式(?)な見解とかが発表されてる、というような話はまだ見たことがないですが、これを知ったきっかけは、私の西洋レイキの先生と、日本のヴィパサナー瞑想を行う団体の人からでした。
薦められなかったヴィパサナー瞑想
5月に都合で一時帰国したときに、日本でもヴィパサナー瞑想のワークショップがある事を知って、ぜひに参加しようと申し込みました。
いくつか質問事項に答えて申し込みメールを送って、すぐに返信があってさあと開けてみたところ「レイキ・ティーチャーでいらっしゃるとのこと、その場合は…云々」と、意外なお返事が。
レイキをよくするティーチャーなどである場合は、初回ワークショップのみは受けられるものの、リピート参加はその後受けられない、という丁寧なおことわりでした。
理由としては、そこの会ではレイキとヴィパサナー瞑想が相容れないと考えられていることから、とのことです。
※ヴィパサナー瞑想はいわゆる上座部仏教で行われる瞑想で、上座部仏教はインドから直接伝わりチベットや東南アジアで今でも広く信仰されている仏教がこれにあるのに対して、日本の仏教は大乗仏教といわれインドから中国を経て日本に入ってきたものです。
このとき、ちょっと少し驚いたものの、すぐ納得するものがあったんですね。
というのも、先立って3月に、西洋レイキの先生のところで聞いていたことと矛盾してなかったからです。
日本からのメールではごく短く「相容れない」とだけ書かれていましたが、先生が言うには、レイキのアチューメント(伝授)を受けた直後は特に、ヴィパサナーは危険である、と言っていました。
危険ってそんな、
みたいな、このときは寝耳に水だったのでけっこうびっくりな話でした。
なんでも、レイキのアチューメントを受けた直後のある人が、日を空けずにヴィパサナー瞑想に参加したところ「戻ってこれなくなった」と言います。
どういうことかというと、その言葉そのまま、それ以来少しおかしくなって、反応が鈍くなりどこか抜け殻のようになってしまった、まるで魂はどこかに置いてきたまま帰ってこないかのよう、と。
じつは、3月にその話を聞いたときには、私はけっこう聞き流してたんですね。
ま~た怪しそうな話を、ぐらいな勢いで。。(先生ごめんなさい)
レイキはそれこそ、世界中に施術者がちらばっていて、加えて本来は施術方法が原則公開禁止だったりするので、いろんなヒーリングワークを組み合わせたレイキの流派も生まれ、中にはレイキにまつわる、まことしやかな迷信としか思えないものもたくさん出回ってたりするんです。
(基本的に、レイキは私たちが元々持っている自然治癒力を促進したり、偏ってしまったバランスをもとにもどして循環させるものなので、なにか害になるということはありません)
なんといっても、このときの私は、ついこの間まで一日に短時間でも毎日瞑想続けた9ヶ月間の生活を送っていて、ヴィパサナーも5日間の集中ワークショップに出てたりしてて、つまり、すでにもう(レイキと)ヴィパサナーをやってしまってたわけです。
だから、「ちょっと、大げさかも…」という気持ちがぬぐえなかったのが、正直なところでした。
たまたまそんな人がいたんだろう、くらいに3月の時点では思ってたのです。
それが、そのあとのこのメールでした。すぐにあっと先生の話を思い出しました。
それで、少しネットで検索もしてみたら、気孔をする人がたまたま私が申し込んだのと同じところで、すでにヴィパサナー瞑想に参加されていらしてそれについて書かれているのを見つけました。
この方の場合は気孔ですが、私と同じように一度の参加だけが許可されて、その後のリピート参加はできないとやはり言われたとのことでした。
つまりレイキだけでなく、気孔や太極拳といった「気」をあつかう特定のエネルギー施術者に対して、ヴィパサナー瞑想は原則薦めない(というか来てくれるな、みたいな(笑))スタンスだそうです。
ちなみに、私は日本直前にも のお寺に3週間ヴィパサナーを行いに行っていて、このときは、お寺からとくに参加を制限されるようなことも、レイキについて尋ねられることもなかったでした。
施術者として
ヴィパサナーは他人との交流を一切断つ瞑想修行です。
ですので普通の生活の中での「気」によるヒーリングワークとは事情がぜんぜん違うので、普通には気にするようなことではないとも思っています。
私自身はあいかわらずたいして神経質にもなってなくて、事の真相などもわからないですけど、このことがあってからは、それでも、レイキとヴィパサナーだけでなく「気」や「ヒーリングワーク」を応用する意識、といったらいいのか、使う立場というか、としてでは、少しだけ心に留めておいたほうがいいかな、くらいで考えています。
もっとも、私流のエクササイズをのぞいて、共同生活やお寺から帰ってきたあとはすっかり一時間単位で瞑想をすることがなくなってしまい、ここで気にしたとしても、ちょっとおこがましくないかともいえるんですが。。(苦笑)
この辺、少し興味が魅かなくもないので、そのうち時間があれば、他の「気」のエクササイズをする方に聞いたり、調べたりができたらいいな、とも思ってもいたりします。