本当の自分になるために (2012年から2014年5月までの事)
とても心苦しいのですが「本当の自分になるために」はここでいったん終わりとさせていただこうと思います 9ヶ月の滞在を終えて、アパートのあるに戻った夜はそれは美しい月夜でした。 久しぶりに、寝る時間も食事の時間も制限されない自由の身になった感覚…
レイキから始まった 日本の霊気に対する敬意に溢れ、市から表彰を受けるほど長く独自のレイキ活動を続けてきたベルギー人女性のトレーニングは楽しかった。けれど、なにより、長い間ひとりだった私には、久しぶりだった土地に根付いた人との繋がりが正直この…
自分へプレゼント 人にして欲しいことがあったら、それを自分で自分にしてあげる、という言葉も、案外、自分への大きな"許し"だ。再び、2013年の12月の誕生日、私は大きな象の背に象使いの服を着て、裸乗りでまたがっていた。 本物の象の背に乗る、なんて、…
人生脚本を繰り返す 【人生脚本】 交流分析では、人は、とても幼い頃に、世界と自分の立場を理解しようとして、自分に対する人生の脚本を書く。(略)大人になっても気づかないものである。(wiki) 薄暗い室内 幻想を誘うライトに鋭いギターの音が響くもう何…
生きてみたい あるがままの自分の人生を生きてみたかった。共依存でない人とのつながり、とはどんなものなのか、味わって生きてみたかった。 共依存の人間関係に心が占められている間は、他の人が入り込むスペースがない、と、そう言われてみれば当然だとも…
苦労した母の子供時代は、空襲や飢えで死と隣り合わせだった。結婚するまでは長女として家計を支え、結婚後は共働きで3人の子供を育てた母。「お前たちは自分に比べ、はるかに恵まれている」「私が働くのは子供たちのため」が口癖だった。 私(たち)のため…
全てを受けてとめて、肯定してくれるカウンセリングというのを聞いたことがあるかもしれない。 ほとんどのカウンセラーのブログでも、また私が受けたセッションも、基本的にこちらの話はカウンセラーは否定しない。けれど、3人目のカウンセラーは私の話のす…
人の心(脳)はとても不思議と思う。やらなければ、と思うと出来ない。でも、やってもいいとか辞めてもいいと思うと、またはそう言われると、急になんだか動ける気がしてくる。自分だけを楽しませるための旅行をしていい、そう思えたら、急に軽くなった体。…
ルアンプラバンのホテルから見えた景色 ある相談室との出会い この頃は、最初のカウンセリングをしたときから、3ヶ月くらい経っていた頃だったけれど、相変わらず、昼に夜にやってくる極度の孤独感と絶望感は、まったく消えることがなくて、その孤独感にとう…
カウンセラーの「期待」を裏切ってはいけない 日本人は、西洋人と比べて、自分を責める傾向が強いという。 私の話をじっくり聞いてくれて「自分を責めないように」というカウンセラーの存在は力強い支えになった。 そんな助言とともに、じっくり話を聴いてく…
自己開示できない 私にはこの頃、誰にも相談できないある問題を抱えていた。 この不安定な精神状態は、少しずつ気づかないうちに長い年月の中で、自分の中で蓄積されていったもの、と今では分かるものの、大きなきっかけ、トリガーとなったのはこの頃の「あ…
命の仲間 7Fの部屋のベランダから、毎朝、鳥の声を聞きながら朝日を見つめていたのもこの頃だった。 寒くて静かな朝だったことをよく覚えている。 そして、寂しくてしかたがない。 もうすでにこの世を去った両親。 誰もいない部屋。 近所に知り合いすらい…
2013年の6月、私は、パソコンもスマートフォンも持たず、たくさんの本とノートと、ビデオカメラだけを持って、ラオスの世界遺産都市ルアンプラバンに旅立っていた。 この半年前の12月。 49才の誕生日を私は一人のアパートの部屋で迎えたところだった。 その…
目次 1 気持ちを認める 2 はじめた心との格闘と小さな命の仲間 3 自己開示できない 4 ダブルバインド 5 動き出した体(前) 6 動き出した体(後) 7 怒れる心への扉 8 すべてが共依存 9 人生脚本を繰り返す(前) 10 人生脚本を繰り返す(後) 11 やりたいこ…