階段のまんなか

東南アジアに渡った年ついに自分の心と向き合わざるを得なくなった。心理カウンセリング、ヒーリング、レイキ、瞑想など。最近は思いつくままいろいろと。

永遠のノマドー明日帰国します

ケアンズに着いてからは、はじめての街で滞在場所や生活やらの勝手がわからなくて、しばらく落ち着かない日が続いてました。オーストラリアのインターネット事情、ここが最初は一番堪えたかな。

 

フリーwifiがほとんど見つからないか、使い物にならないくらい遅かったり、っていうのは、日本も同じようなものだと思うんだけど、さすがにバックパッカーの国タイではどこに行っても無料ネットで不自由することがほとんどなくて、そこに3年もいたことが大きかったっていうのはあるでしょうか。

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映ってないですが左の車の手前が私の部屋でした

それでも、2週間くらいまえに、街の中心からちょっとだけ離れたキャンプ場を利用したキッチン付のバンガローに入ってからは、久しぶりに味わう一人の自由とプライバシーをやっと満喫することができました。

部屋は、静かで広い敷地に、隣の部屋と十分離れた独立した一部屋のバンガロースタイルだったからプライバシーが十分に保たれてます。それでいて、もともとキャンプ場なので、シャワートイレは部屋になくて、スポーツジムみたいに綺麗に保たれたのが敷地内の別の場所にまとめて設置されてるから、シャワーとかのたびに、部屋から強制的に出て、南国の暑い陽射しや星降る夜の庭を横切って移動することになるんですね。

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左側がシャワートイレ室でかなり広い。右に点在するのが独立したバンガローの部屋

敷地内だからほんの数秒なんだけど、たったそれだけのことで、それが、知らない街の一人旅感をほとんど感じさせなくて、けっこう理想的な形なくつろぎを感じてました。こういう感覚本当の何年かぶりだった。

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部屋から

日本の幅広い世代の社会との断絶状態とか、自分にも憶えの新しい引きこもり問題とか、考えると、こんな形の集合住宅、もしかしたらすごく自然な良いコミュニティの有り方なのかもしれない、なんて考えたりしました。

昔の日本の長屋的な様式とか、銭湯とか、今の生活に沿う様に(特に安全面)アレンジして復活してもいいんじゃないかな、と思ったり。

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キッチン側の窓から 

こちらで働くお掃除やメンテナンスの人も、f:id:mokomarutan:20151113003607j:plainでお馴染みだった(すまん笑)大声でおしゃべりもなく、静かに黙々と毎日作業してて、人は周りにいるのに静かでのどかな場所でした。

 

インターネットの常時接続ができなかったのは、最初はストレスになってて、でも、しばらくすると、ちゃんとインターネット以外に、自分が好きだったりやりたかったりしたことが浮かんでくるようになったりするんですね。

 

このあたり、私の今後としても少し真面目に考えたほうがいいのかもしれない、とちょっと思ってしまった。

日本に帰ったら、ここが一番心配、、だって日本の常時接続、総合的にはんぱないですから(笑)

 

そんなこんなで、明日いよいよ日本に帰ります。

一時帰国は何度もしていたけれど、今回は、引越として帰ることに。

 

古くて新しい生活が始まる

生まれ育った街は、25歳の時に出てから、

ずっと仮滞在の場所でしかなかった

かつては、見ないように、向き合わないようにしてきたもの

やっと目を向ける気持ちを、自分の中に見て決めて

 

帰ります。緊張します。

なつかしい土地でありながら、前はもっていなかった"目"とともに。だから新しい生活。

今の私がどんな風に生きていくのか、楽しみだったりもしてるんですよね。

 

ノマドの空。今までありがとう。そして、またすぐに会いにくるからね。

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