ハンドメイドクリエイターへの道
もともと、絵とか創作とかが好きだった。
好き、と自分で思っている以上、たぶん好きなんだと今は思う。中学を過ぎるころからなぜかそのことについて意識を向けることすらなくなって、社会人ではぜんぜん違う金融事務なんて仕事について、創作とはまったく無縁の人生を生きてきたのだけれど。
最近、クレイのハンドメイド、とくにミニチュアのハンドメイド作品をユーチューブやツイッターで見つけて以来、とりつかれたように興味が湧いてきて、しばらくは他の人の作ったものや作ってる様子を、なんだかすごい魔法でも見ているように感心しながら見ていたのだけれど、そこはやっぱり見てるうちにだんだん、自分でも作ってみたいやってみたい!という思いが募ってくるわけです。
もう、むちゃくちゃやりたい。
それならと、小学校以来の粘土への“カン”を取り戻すべくまずは練習だナとなって、何日か前に、デパートに足取りも軽く出かけて行きました。
おもちゃ売り場に行ったんだけれど、どんな心のブレーキなのか、やっぱりというか、なかなか手がでないんです。
こども(私にはいない)へのプレゼントでも買うかのようなフリをしつつ、他の人形とかのおもちゃもわざとらしく見ながら、粘土遊びの色とりどりに染まった箱のところを行ったりきたり。
その日は結局買わずに肩を落としつつ帰宅。
今日、再度いってみる。もう心は決まっていて、果物の型なのかカラフルなプラスチックの小さい型がいくつかついているカラークレイセット。
買ってきてすぐに遊んでみた。
楽しい
なんだかすごく
楽しい!!
“とりあえずセット”とでも言えそうなこじんまりした12色入りだったので、一、二回ですぐひとつの色がなくなっちゃうのだ。
もっとちゃんとしたクレイの塊を買ってきて・・と思うところで、ハタっと気がつく。
オランダへ引っ越す前のこの二ヶ月で、荷物を捨てるという一大イベントが控えている私。
今、何か趣味のモノを大量に買い揃えるわけにはいかない。
でも、遊びたい子供心は、今の私には生きていく上でもとても必要なもの。というかもうすでに生きがいみたくなってる。
という、なかなかのジレンマで、今日も一日が終わっていく。。
↑これで49バーツ(約160円)ならやっぱり安いかな?